約2週間前の話ですが、絶対書きたかったことなので、書きます。
うちの息子(幼稚園・年長組)は、とにかくクルマが好きで、この2年間は特にWRC(世界ラリー選手権)にハマっています。くり返しDVDを観て、おもちゃのラリーカーで遊ぶ。絵を描いても、工作をしても、WRCのクルマを描いたり、紙で作ってみたり。主要なドライバーの名前はすべて覚えていて、過去のレース結果なども、自分がDVDで観たものは暗記しています(この年齢の子供の記憶力は驚異的ですから)。
おかげで、妻も私もWRCについて興味を持つようになり、ついには、今年の10月31日から11月2日まで、札幌を中心に開催されたラリー・ジャパンに家族3人で行ってきました。
31日(金)には行くことができず、11月1日(土)の朝、息子の幼稚園のイベント(作品展)に行ったあと、広島空港から一度東京を経由して札幌へ(札幌に直行する飛行機がまったく予約できなかったからです)。新札幌のホテルにチェックインしてすぐに、札幌ドームに向かい、その夜のレースを札幌ドームで観戦。
翌2日(日)も朝から夕方まで、札幌ドームでレースを観戦したり、各チームがクルマを整備したり修理したりするテントを回って見学したり、グッズを買ったりしました。それでレースは終わりましたが、夜は小樽のお寿司屋さんへ。翌3日(祝)も北海道に残って、小樽の水族館に行ったあと、広島に戻りました(さらに翌朝、私は広島から名古屋に戻りました)。
とにかく、おもしろい!!!
レースで走るクルマも格好いいし、その前後に会場に出入りするラリーカーをすごく近くで観ることができるし……主要なドライバーについては、すべて目の前を通っていくのを観ることができました。
うちの息子は、主要なドライバーはみんな大好きなのですが、特に、スバルのラリーチームを応援していて、当然ながら、うちの家族は全員でスバルワールドラリーチームの服を着て(息子はその帽子もかぶって)応援していました。
そもそも、スバルは、このレースの前に日本各地でイベントを開催していたのですが、たまたま、広島で開催されたときには家族全員が広島にいましたので、広島のイベントに行き、そのあと愛知(中部国際空港)で開催されたときにも、家族全員が名古屋にいましたので(偶然、亡き父の三回忌法要があったので)、そちらのイベントにも行きました。両方に続けて行った家族は、そうそういないと思います。
それで、札幌のレースも観て……この夏から秋にかけての私は、家族で過ごす時間以外は、とにかく仕事をひたすらこなしていたので、余暇はWRCのイベントにしか行っていないという印象です(実際そうですし)。
WRCにくわしい人なら知っているでしょうが、スバルは最近成績が低迷していて、シトロエンとフォードがいつも優勝を争う状態です。うちの息子はシトロエンとフォードも大好きなので(要は、ラリーカーなら何でも大好きなので)、うちの家族は、スバルに勝ってほしいと思いつつも、シトロエンやフォードやスズキなどのクルマも応援していました。
レース結果は、事前情報を持っていた人の多くが本命と予想した(私たちも本命と予想した)フォードのミッコ・ヒルボネンが勝ち、3位に入ったシトロエンのセバスチャン・ローブが年間チャンピオンを決めました。セバスチャン・ローブの年間チャンピオンは5年連続で、これは史上初。ミッコ・ヒルボネンはラリー・ジャパンを昨年・今年と連覇し、これも初めての快挙(ラリー・ジャパンは2004年の初開催から昨年まで、すべてちがうドライバーが勝っていた)。
ミッコ・ヒルボネンは、2004年にはスバルで出場していたドライバーなので、日本にもファンが多く、もちろん、うちの息子も、ミッコ・ヒルボネンの勝利やセバスチャン・ローブのドライバーズ・タイトル5連覇を喜んでいました。
日本人に一番人気があり、うちの子供も一番好きな、スバルのエースのペター・ソルベルグは、記念すべき初回のラリー・ジャパンで勝っていましたが、そのあとはマシンの調子がいまひとつで、2006年からは勝利がなくて苦しんでいます。
今回も、初日は調子が悪かったのですが、2日目に入って好調になりました。ところが、運悪くマシンを壊してリタイヤ。2日目の夜の札幌ドームでのレースには登場せず。それでも、そのレース後にスバルのテントを観に行くと、後ろがメチャクチャに壊れたクルマをメカニックが必死に修理している。ルール上、翌日に復活して走ることができるので(順位は大幅に下げられますが)、それをめざしているようでした。
祈るような気持ちで、翌日の札幌ドームに行くと、ペター・ソルベルグはしっかり走ってくれて、思わず感動しました。これもWRCのファンならよく知っていることですが、ペター・ソルベルグは本当にファンサービスがいい(他のドライバーもファンへのサービス精神はすごいのですが、ペター・ソルベルグは別格という感じ)。その姿を生でみて、とにかく息子は大喜びでした。
私たち夫婦は、WRCも堪能しましたが、本当は、小樽のお寿司屋さんに行くのを一番の楽しみにしていたので、日曜の夜に実際にそこでお寿司を食べることができて、100点満点の旅行でした。
そのうえ、驚くべき幸運が、帰りに新千歳空港に行った私たち家族を待っていました。息子が疲れて眠りかけていたため、少し早めに手荷物検査を済ませて、出発ロビーにいて、私がなんとなく、土産物をみに行くと(結局買わなかったのですが)、目の前を見覚えのある白人が通り過ぎました。
「あれ?」と思ったときには、WRCのファンだと思われる男女が声をかけて、写真撮影をお願いしている。じっとみると、「やっぱり、ミッコ・ヒルボネンだ!」
慌てて妻と息子のいる席に走っていき、私が荷物の番をして、2人をみに行かせました。「あっちに行ったけど、真っ白の帽子をかぶっていたから、きっとわかると思う」と伝えると、2人はしっかりみてきた様子。戻ってきた妻が、何かサインをもらうものがあればいいのに、こんなことを想定していなかったから、サインペンも持っていないことを嘆く。
そのとき、私が思い出して、「いや、ちょうどいいものがある」と妻に手渡したのは、前々日に札幌ドームで買った「公式パンフレット」と青色のボールペン。公式パンフレットなので、昨年のラリー・ジャパン勝者で、今年はフォードのエースとして出るミッコ・ヒルボネンの大きな写真が載ったページがあり、それを開いて、「この余白にサインしてもらえばいい。青はフォードのラリーチームの色だから、青いボールペンがぴったりだよ」と言うと、妻が本当にもらってきました。昨日の勝者であるミッコ・ヒルボネンのサインを。しかも、公式パンフレットに。しかも、すごくきちんと書かれたサインです。
我が家にとっては、すごい宝物です。気軽にサインに応じてくれたミッコ・ヒルボネンに感謝です。本当にありがとうございました。
できれば、このブログにその写真を載せたいとは思いましたが、肖像権などを考えて載せないことにしました。公式パンフレットは、ネットでもう1冊買って(ちょうど昨日、私のところに届いたのですが)、サイン入りのパンフレットのほうをバラバラにして、サインのあるページを額縁に入れて家に飾る予定です。
つぎは、レース前のイベントにも参加して、ペター・ソルベルグとセバスチャン・ローブのサインももらいたいところですが、来年は息子が小学生になるので、そんな日程でレース観戦に行くのはむずかしいことがわかっています。また、そもそも来年はラリー・ジャパンが開かれない予定です(隔年開催になりそうなのです)。
恐ろしいことに、妻と息子は、夏休みに海外でおこなわれるレースを観に行くことも検討しているようですが、飛行機に乗るとすぐに耳が痛くなる(実際に今回は、いまでもまだ耳の調子が戻らない)という理由で、飛行機が苦手な私は、「5時間以上飛行機に乗るのは絶対にイヤだ」と公言しています。
さて、来年はどうなるのやら。
とにかく、ラリー・ジャパン観戦旅行は、我が家にとって今年一番の思い出になりました。年賀状の写真(息子の写真しか載せませんが)は、そのときの1枚にもう決まっています。
旅行に行く前に、すごい勢いで仕事をこなし、戻ってからもひどいスケジュールで仕事をさせられている私は(そうさせているのは、大学とNHKですが)、つぎは12月下旬の冬休みの家族旅行を楽しみにするしかない状態です(妻も仕事が忙しいので、同じことですが)。
周囲のいろいろな人に迷惑をかけながら、自分の健康をボロボロにしながら、なぜか、忙しく仕事をするのが楽しいと感じてしまう私は、ただの仕事バカなので、どうにもなりません。ご迷惑をおかけしている皆様に、ここでお詫びいたします。本当に申し訳ありません。
また、すでに告知しているNHKの番組のテキスト執筆・編集の仕事が、これから10日ぐらい、「とても無理!」と叫びたいスケジュールで入っていて、大学の講義と雑用もありますので、ブログの更新が滞りがちになるかもしれませんが、できるだけ、ブログを書きたいと思っています。
番組は計12回ですが、そのうちの5回の試写を11日(火)に東京のNHK内で観てきました。すごくおもしろい!!!
この話もいずれ書きます(NHKの許可は取っていないのですが)。
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