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2013年4月26日 (金)

続・MRIインターナショナルのMARS投資について 2007年に私が投資詐欺だと断定した理由

2時間ほど前に書いた「MARS投資についての投稿」を、2時間も経たないあいだに800人近くが読んでくれたようです。そこで、もう少しきちんと解説をしようと思います。

いつも私のブログをみていた方は、私が10日前までほとんどブログを更新しておらず、4月18日に拙著『日本の景気は賃金が決める』(講談社現代新書)が出版されるのに合わせてブログを実質的に再開したことをご存じかと思います。しかし、10日前には1日に100人も読まないブログだったのが、ここ数日書いたように「人気作家の橘玲さんのブログで書評を載せていただいた(ネット上の書評でいちばん有名な小飼弾さんや、これまたネット上では著名な池田信夫さんも、書評で取り上げていただいた)」ことをきっかけに、昨日は、アクセス数が急増し、1日で200人を超える人がこのブログにきてくれました。すごいと思っていたのですが、それが、今日の数時間だけで1000人を軽く超えようとしています。
マスメディアが、きちんと情報を伝えないからでしょう。伝えられない理由があり、この点は、先ほども書いたように、マスメディアが広告を載せてMRIインターナショナルの詐欺に加担したかたちであったからです。とりわけ、平成電電と近未来通信が大きな問題になり、新聞社もテレビ局も批判されてからまださほど間をおかない時期に、内部告発者によれば、新聞社内でも反対する人がいるなかで、あえてMRIインターナショナルのMARS投資の広告を載せた新聞社があったからこそ、1300億円も集まってしまったのでした。
その時点で、怪しいと気がつけたはずの理由はいくつもありますが、FX投資などをやっている人ならすぐにわかるポイントがあります。私はすぐにこれに気がつき、週刊ダイヤモンドの記者がこの点をMRIインターナショナルに問い合わせた(しかし説明はしてもらえなかった)うえで、記事にしました。
当時、MRIインターナショナルがMARS投資の利率としていたのが、
「円建てなら6.0〜8.0%」(以下、すべて年率)
{米ドル建てなら6.5〜8.5%」
です。金額によって利率がちがいますが、円とドルの利率差は0.5%しかないといえます。当時、2つの通貨の金利差はもっとずっと大幅で、3%ほどでした。だから、ふつうに為替予約でリスクヘッジをしているのなら、円建ての利率は3%低くないとおかしい。だから、これは投資詐欺だと確信しました。記事を実際に書いた記者も、それは確信していたと思います。しかし、被害が表面化していないので、名誉毀損になることを避けて、記事では投資詐欺とは断定していません。……きちんと読めば、投資詐欺だとほぼわかるように、巧みに書かれた記事でした。
これをふくめて、この金融商品の怪しさは、新聞社の人たちも当然にわかったはず。ですから、内部でも広告掲載に反対して強く警告した人がいたことが、内部告発者を情報源とした週刊誌報道に出ていました(どこまでこれを信じるかは、むずかしいところかもしれませんが)。
平成電電と近未来通信があれだけ問題になり、海外投資を売り物にした怪しい金融商品の被害も相当に問題になっていた時期に、それにもかかわらず、大手新聞がこのMRIインターナショナルがMARS投資の広告を載せたことで、かえって、このMARS投資やMRIインターナショナルはそうした詐欺とはちがうと感じた人たちがいて、それゆに詐欺に引っかかってしまったということがあっても、おかしくないはずです。したがって、今回の問題で実質的にいちばんの加害者といえるのは、広告を掲載したマスメディアだと、私は考えます。

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